創作ストーリー美日々25話~が有ったとしたら・・(4)

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※創作続編 ・第25話・・・・・ 『それぞれの思惑 』

Part 4、《 ミンチョルの 野心と挑戦 》 


ミダス事務所のコーナーテーブルに置かれている
白や桜色の花びらを開き美しく華やかに咲き誇った
色とりどりの誕生花 
” 桜 草 ” を無心でボーッとミンチョルは眺めていた
(花言葉=青春の希望と苦悩、日本では埼玉県の県の花、長野県の軽井沢の町花だ)

しばらくして目を移し立ち上がって外に写る景色を見た
ビクトリーでの室長時代の顔と信用をつてに顔見知りのファイナンス筋や会社関係を廻り事業運営企画書を持ち歩いてアチコチと融資のお願いをし続けてまわったていた
が、世間は一度倒産した会社にあれ程非難とバッシングの嵐を浴びた経営トップに居座っていた人間の子供にそうやすやすと簡単に賛同し援助の手や協力はしてくれなかった
つい先日までのもう一度這い上がるまでの苦労を思い起こしていた。

最愛の妻ヨンスの体も奇跡としか思いようが無いほど治癒能力が高まり目まぐるしい回復の兆しをみせ治ってきていた
セナも歌手として再起に成功し栄光の道を歩み始めた
ソンジェもヤン・ミミがアメリカに帰米してからミューズの社長として頑張っているようだ・・・




今僕が次に考えしてやらなければならないことは
可愛いミンジに夢のある輝かしい人生を歩ませてやる道を作ってやることと廃人のように活力と生気を失ってしまっている父ソンチュンにもう一度活気を取り戻させ毎日が気力に溢れた失われた自信を取り戻させ生きる希望の光を与えてるあげることだ。
この数年で夢のようにミンチョルを襲った数々の試練が一層逞しい新たな大人びたミンチョルを生み出していた
小さいながらも死ぬような苦しい思いで立ち上げた
新事務所のミダスは
キチャンやキュソクそれに「結婚資金まで使ってください」といい苦労することを知りながら損得なしで飛び込んできて協力してくれたユンジュ主任たちの恥も外聞もかなぐり捨てた必死の頑張りによって、いまやプロデュース活動も軌道に乗り出し引く手数多で右肩上がりの人気プロダクションにまで急成長をして来ていた。
ミンチョルもソロソロ折角奈落の底から苦労して立ち上げたこの事務所ミダスを
このままで成長を止めてはいけない 
と色々情報収集しアレコレ思案していた
ビクトリーが夢の中の出来事のように倒産し
思っても居なかったアパートでのひもじい生活に落とされ
このままでは終わりたくない・・・ いや終われない!
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男として、長男として家の柱として愛しいヨンスや可愛い妹のミンジ
そしてヤクザなチンピラから這い上がって頑張ってきた父さんソンチュンの汚名挽回の為にも
持ち前のカリスマ性とやり手で切れ者の行動派のミンチョルの血がムラムラ沸々と騒ぎ出してきていた
運良く時は国を挙げての韓流行大作戦にそれぞれの業界や政財界も動こうとしていた
ワールドカップでサッカーが絶叫的な人気になり熱気を帯び
海外メディアからもクローズアップされ
テレビのミニ連続ドラマも台湾、香港、日本、シンガポールとアジア圏に進出し異常な人気に火が付き出し  
映画ジャンルもJAS/シュリなど今まででは考えられなかった海外に迄進出し好評を得ていた
エンターテナーのスターや若手陣も続々と海外進出を試みようとして前向きに取り組んでいる
「 そうだ  そうなんだ  今だーーっ!   」   
ミンチョルは本能的に感じ取った
一見冷静沈着に見られるが
ミンチョルの動物的直感力は鋭かった!
韓国内での足固めと基盤はほぼ出来上がっている
幸いにしてそれぞれのジャンルのブレーンにも恵まれていた
順調な事務所の経営で利益も上がりある程度のバッファも貯えも出来余裕の持てる状態になってきていた
フォローの風が完全に韓国に向かって吹き始めていた
この国に向かって
人が動く 物が動く 金が動く 情報が メディアが動く
ミンチョルはその兆しを見逃す事無く感じ取った・・・
「 ビッグチャンスだーっ! 」
こらえきれずヨンスにこの燃えたぎる熱い思いを相談した
「室長なら きっとやれるます 必らずうまくいくと思います」
「だからあなたの 思うようにして下さい」
「私はあなたの言う通りにして どんな事があっても何処まででもついていきます」
「信じています 神様も今度はきっとあなたに味方してくれると」
ヨンスの温かな理解の言葉を聞きこの流れをチャンスを逸しては逃してはならない
ミンチョルの胸はハヤル気持ちの興奮でトキメキ
メラメラと全身が燃え上がって力が湧いてきていた
「ありがとう  ヨンス!」
「君にそう言ってもらえることが何よりも嬉しいし心強い!」
「じゃ~早速戦闘準備の体制を整えなけりゃ」  
  ニコッ  ウインク!!
早速今迄の少人数で忙しくやり繰りしていた個人事務所ミダスを
届出変更し株式会社組織に切り替えた
ソウル一当地のビルと契約し華々しく新会社のオープンをした
マスコミからも期待のベンチャー企業として注目を浴び
新聞雑誌類は勿論のことテレビからも取り上げられた
「ビクトリーでの苦い体験を活かして頑張りますので皆さんもう一度チャンスを下さい。宜しくお願いします」
ミンチョルはあちこちの取材や挨拶で丁重な姿勢でお願いをしつづけた
勿論、代表取締役社長は :ミンチョル、副社長は空きポストに 
:専務には:キチャン 常務には:キュソク(他) 取締役には:ユンジュ主任(他)
そして非常勤の顧問に 父 :ソンチュン
という経営トップの布陣をひいた
経験豊富で気心の知れたメンバーで組織を構成し
新たな株式会社としてスタートを切った
社名は 『 ビィ ミヨン カンパニー 』  BMC
ミンチョルとヨンスの名を捩ってドッキングした社名だった
短期・長期のビジョン経営を柱に
苦いビクトリー倒産時の企業体質の弱点を反省し
体質強化と方針・方策をしっかり構築し運営組織を築いた
何事もザックバランに話しやすく風しのよいヒューマンリレーションと
コミュニケーションがベースだとミンチョルは苦い体験から学び取っていた
人は石垣人は城 = 人が基本であると
あらゆる情報収集関連情報等のネッワークも時々刻々と詳細にシビアでミクロを見逃さず見落とさないよう二度と足元をすくわれないように強固で万全な組織網を張りめぐらした
セキュリティーも二重三重四重にとくどいくらいの網をかけ綿密な仕組みで挑んだ
ミンチョルはこと仕事と成ると驚くような大胆なことと反し
綿密で繊細な神経を器用に発揮させた
だがミンチョルの魅力は人の事を先に思いやる優しげな心根だ
具体的アクションとして
アジア圏の台湾、香港、中国上海、シンガポール、マレーシア、日本へと続いて次にはアメリカ、オーストラリア、アフリカへと企業進出の戦略を立てた
広告類や商品等のデザインもメイン物はスペシャルチーフとしてヨンスとミンジが介在し
企画段階や実際のイベントはヨンスのデザインスクールの生徒達が
実務を兼ね精力的に応援してくれた
CDジャケット類のデザィン、イベント開催時の構成にも
今時の若い男女のセンスがふんだんに盛り込まれ
斬新なアイディアとサンプルがドンドン驚くほど出され
実際に採用し大ヒットへとつながって行った
ヨンスが地道にコツコツと育ててきた沢山の人の芽が
こんな形で花開き今サポートしバックアップしてくれていた
ミンチョルには想像すらしなかった事で嬉しくて感極まり涙が出て顔中が濡れた
「 ありがとう~! ヨンス! 」
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「 君のお陰で、僕はもう一度 挑戦者になれたーっ! 」
人脈の広いミンチョルは各国の関連業者との業務提携もすこぶる順調に計どり破竹の勢いに乗った
そんなやる気にみなぎり生きいきと凄い行動力で燃えているミンチョルを見て
ヨンスは
『私の愛した人はそんな時の目と笑顔が一番素敵!』
改めてうれしそうに笑窪を浮かべウットリ眺めていた
もはやミンチョルの事業に取り組む勢いは誰にも止められなくなっていた
ミンチョルのアメリカボストンのバークレー音楽大学時代の同僚、先輩、後輩、関連者が世界中の各国に拠点を置き各ジャンルで活躍していた
韓国のTV芸能、商社関係(ミュージシャン、コメンテーター含む)、⇒台湾・香港のTV芸能、商社関係⇒日本のTV芸能、商社関係(N〇K・Tv社員含)⇒アメリカ全土でのTV芸能、商社関係etc
各国に芸能関係の社長や役員・従業員・専属契約スター(演奏家含む)が沢山いた
考えて見れば父ソンチュンが将来を考え
アメリカボストンに4年間留学に行かせてくれたおかげだ
「  父さん  ありがとう・・・    」  
やっと父の大きさが解ったような気がし涙が頬をつたわった

戦略として韓国内で他を恐れず前向きな姿勢・取り組みで積極的に動き数多くの関係企業・商社との基本的海外進出ビジョン構想の商談、打ち合わせを各社、各人と何回も何度も綿密に行なった
観光トラベル事業・グッズ商品販売・イベント開催、プロモート・まだ埋もれているエンターティナーとの専属契約への新規契約拡大(R0u/ZE0O/BOT・ヨ0ハ・ヤ0バetc)⇒関係各社との業務提携と益々の事業拡販を強力に推進した
一方『 ビィー・ミヨン・カンパニー 』(BMC) として会社設立当初は30名弱だった人数も180名と増え組織体も事業部制の導入へと盤石な体制固めをしていった
商談していたある時、TVドラマの話題になった
既に国内放送済みのドラマの『海外進出へのプロモートをしてみたら』という
アイディアがだされた
先見能力と動物的直感力の鋭いミンチョルはやはりここでもひらめいた
数ある中から選択したのがまぁまぁの視聴率だった『冬〇ナ』である
善は急げですぐさま顔の広さで知人を通じ台湾・香港・日本のTV局へとプロモートし
『トライ試行で放送してみる』という契約を取り付けた
ミンチョルの読み通り各国の人気と視聴率は
うなぎのぼりで右肩あがりの急激な伸びで推移した

あこがれのミンチョルと仕事で一緒に出かける事が増えたユンジュ主任も自分の恋人とデイトしてるかのようで嬉しくてたまらない堪能した日々を送っていた
「あのぅ室長 ちょっとコーヒーでも飲んで二人で休んで行きませんか」  
ミンチョルはあえてヨンスに責任を持たせコンデションをみながら忙しくさせることで少しでも病気を忘れさせ自信と明るい明日に向って生甲斐を持たせようと仕掛けていた
ヨンス自信が自らの体内で必ず持っているであろう自身から湧き出る自然治癒力を信じ賭けていた
これがダンディで
真の男の優しさを隠し持っている
ミンチョル流の最愛の人への人生哲学であった
それは父ソンチュンに対しても同じで見る見るソンチュンの顔色は血色を帯び気力に満ちた風貌に変わっていった
ソンチュンの経験を活かしたアドバイスは何度も誤って大きくハンドルを切り損ない踏み外しそうな路線方向や危険回避の危機を救ってくれていた
父ソンチュンもやっと立ち直り生甲斐をみつけてくれたようでミンチョルとヨンスそしてミンジは本心からホッとし喜んだ
「なぁミンチョル 俺の言うことは古いかな~」
「そんなことは少しもありませんよ  
仕事をする人間にとってすべて古いことにルーツがあります」
「父さんのお陰で僕は今 凄く助かっています」
「そうかそう言われると俺もうれしいよ 実は煙たがれてないかと気にしてたんだ」
「はははっはっは  父さんらしくないですよ」
「はっはっはっは  そうかな~」

飛躍的な大成長を収めたミンチョルはソウル北部の物静かな高級住宅街に600坪の土地を買い3階建ての新たな住居を構える計画を密かに立てていた
”こんどこそ僕の力で城を造って皆を守ってみせる”
4年間留学していたアメリカ発祥の地港町ボストンに留学してた頃から夢に描いていた歴史ある高級住宅街の建物を基本モデルに
勿論、建築デザィンの概略構想は情報収集し
ヨンスとミンジの意見と考えを100%盛むつもりだった
ミンチョルは讃燦と光り輝く夜空に向って
「天国のかぁさ~ん 僕たちのために頑張ってくれたかぁさ~ん!」
「ありがと~ ほんとう~にありがと~ みんなしあわせだよ~!」
「かぁさ~ん かぁさ~~~ん  あ  り  が  と  う ~!」
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そのけなげに叫ぶ姿を

傍で見ていたヨンスの目から

幸せの涙がボロボロと溢れ出ていた

ミンチョルはヨンスに気付き

ニコッ!! と笑いウインクした,,,,,,,,,,,,,


* そ * れ * で *は ** 創作続編 25話パート(4) * E N D *


Continued on the following page. ・・・


* 創 作 続 編 2 5 話 * T H E  E N D ***
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  by raymirainya | 2006-09-15 10:16 | 創作続編 25話(4)

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