戦後の発展に終止符

約60年

右肩上がりの経済成長にも、終止符

付随し連動して日本という国が滅び崩れてゆく

グローバルという名のスキーム

仕掛けが大きすぎる

戦略と戦術、これからどの国が躍り出てくるのか

やはり、中国やインドブラジル、ロシアなど、国土が広く自然資源と人を有した国々だと思う

数十年前には、日本も海外に移民し出稼ぎに行っていた

また、そんな時代がくるのだろうか、、、?


2008年12月19日(金)・・・晴れ・・・11℃~3℃

※それでは、創作続編 ・第25話・・・・・ 『 それぞれの思惑  』 にひきつづき

※        創作続編 ・第26話・・・・・ 『  感      激   』 

※        創作続編 ・第27話・・・・・ 『  予      兆   』 を、お届け致します。


・Part ( 1 )・・・  《  ヨンスの・・・   無     情   》   


♭・・・バックには  メロディが流れている・・・    神聖で 悲しげな あの  アヴェ マリア の曲が・・・


*ニューヨーク~~ボストン~~ハワイ~~夢の旅行から帰って・・・およそ 1ヵ月後。。。


      1ヶ月間もの  ロングバケーションで

   ミンチョルとの   夢のような海外での思い出の数々を

抱えきれないほど作ったヨンスは  ソウルに帰韓後  ひどい貧血症状に襲われ

        悩ませられるようになっていた・・・  家族に余計な心配をさせまいと 一人黙って耐え・・・

  折角  健康を取り戻し 一年ほどは   我が家で楽しく健やかに過ごしていたのに・・・

ほんの一年ほどしか  暮らせなかった新婚生活が  まるで  何年も昔のことのように  思えてきた

 ミンチョルと旅した  ついこの間の  幸せだった  夢のような生活は・・・

   急に 何処に 消え去えろうと  しているのだろう・・・   

   最近の体の不安が ヨンスを弱気にさせ 胸を 痛めさせていた・・・

そんな  ある日

   デザイン教室で  いつものように生徒に指導していたヨンスは

♭ 急に体がふらつき デッサンしている生徒の体に 突然として倒れ込んだ

    何も気がつかなかった生徒達は 急な出来事に 一斉に悲鳴のような驚きの声をあげた

   「  先生ーっ  せんせいーっ !!! どうしたんですかっ !!! せんせいーっ !!! 」

   ヨンスの耳には そんな叫んで呼んでる声が かすかに聞こえたが 応えようとしても声にならなかった

    それどころか     意識がどんどんと薄らぎ      遠のいて行った

    生徒達はざわめき始め ・・・  それぞれが オロオロしだした

    しかし倒れたヨンスの体は 既に全身の力が抜け ピクリとも動かなかった

                  その 瞼も 閉じられたままだ・・・

                息する呼吸も 異常に回数が 少ない・・・

              脈も・・・ 生きているのかと疑うほどに 弱い・・・

「  誰かーっ !!! 早くっ 救急車 !!! 救急車を呼んでーっ !!! はやくーっ !!! 」

    しばらくして ようやくサイレンの音が  けたたましく鳴り響き

    デザイン学校の前で その音は鳴り止んだ

既に学校の前は なにごとかと 野次馬で人だかりの波ができていた

タンカに乗せられたヨンスが 青ざめた顔色で 意識無く運ばれていく・・・

生徒たちは  ご主人のミンチョルさんの携帯番号を    必死に調べはじめた

        女子の生徒が  失礼だと 知りながら 何か手がかりがないかと

 ヨンスの持ち物を探し そして見つけた バッグの中を調べた

            あったー!!!  携帯が 有った このメモリーの中には 

             必ず 家や 家族の人の番号が ある筈だと

               し か し 残念ながら 以 外 に も

                 ヨンスの携帯にはロックが掛けられ

                    操作が不能だった

                    暗証番号がわからず

                 開くことが 出来なかった 

                 ミンチョルに疑われ 叱られてからは  

               ロックを掛けるようにしていたのだ ミンチョル以外

   学校の届け書類のなかにも 主人の それは書かれていなかった

     こんな日の今日に限って義妹のミンジも 他の美術研修で外に出かけてしまっていた

 その研修場所も 今日に限って  直帰するからと ヨンスにしか場所を 伝えていなかった

  しかし 自宅の連絡先がわかった そして生徒の一人が 家に連絡をするため  あわてて電話をかけた
rrrrrrrrrrrr りりりーーん   rrrrrrrrrr  りりりーーん rrrrrrrrrrr   りりりーーん  rrrrrrrrrrr

誰も     家には居ないようだ・・・  あきらめて電話を切ろうとした その時 !!!

受話器が・・・    ガチャッ !!! と鳴った

    「  あっ !!! もしもし  もしもし  そちらはヨンス先生のお宅でしょうか   」

    「 あぁ  もしもし  李ですが    」

「 あ~ぁ  よかった  みえて~  もしかして  お父様でしょうか   」   

「 あぁ  そうだが   あなたは   いったいどこの誰だね   」

    「 あっ  すみません  気が動転して慌ててました   失礼しました   」

「 わたしは  先生に教えていただいているデザインスクールの生徒で、アン・チュオンと言います  」

    「 ふ~ん そうかぁ   それで何か用でも有ったのかね  今は私しか居ないのだが   」 

    「 実は   せんせいが  ヨンス先生が   授業中に倒られました  」

「 なにーっ !!! もう一度 !!!  もう一度いってくれないかっ !!!   」

「 せんせいは意識不明で  ソウルの救急指定病院に  救急車で先ほど運ばれました  」

「 ご主人の携帯に連絡しようとしたんですが  分らなくて  ご自宅に連絡をしました  」

    「 そりゃ  わざわざ  ありがとう  わるかったね   お礼を言います   どうもありがとう   」

ソンチュンは急に血の気がひき 心臓がおどりだし 動揺の色を隠せなかった

あまりにも 突然のことに ただオロオロするばかりで 手足までもが 震えだしてきた

どうしてこんな時に限って ミンジは傍に居なかったんだ・・・






いったい  どこに行ってるんだ・・・

こんな時 老いた男は 自分でも情けないほどに弱かった

まず落ち着こうと 台所に行きコップで水を一気に飲みほぐし ふーっ と息をつき 必死に気を静めた

                  しかし急に     何 故 ?

                  あれほど       元気でいたのに・・・・・

おーっ とそんなことはどうでもいい 早くミンチョルに ミンチョルに 知らせなければ

やっと やや落ち着きを取り戻したソンチュンは 早くミンチョルに電話をしなければと 度は焦った

そして 慌ててミンチョルの携帯に 電話を入れた

ソンチュンの その手は ブルブルと震え 声も上ずっていた.....

そうこうしている時 ミンジが 丁 度 家に帰って来た     

  「 只今~ な~にお父さん 珍しいじゃない 電話してるなんて 誰と話してるの   」

  ソンチュンは電話をしながら ミンジに 左手人差し指を立て 口元で シーッ と仕草をした

  「 あっ ミンチョルか わし わしだ  実はさっき デザイン学校の若い衆から 家に電話が有ってな  」

  「 ヨンスさんが急に倒れて 意識不明のまま 救急車で運ばれたって言うんだよ  」

  「 運ばれた 救急病院は ヨンスさんがいつも診てもらってる 病院じゃないぞ  」

  「 救急車でソンパグプンナプトン(松波区風納洞)の ソウル市立センター病院に運ばれたらしいんだ  」

携帯を受け 父ソンチュンからの 突然の連絡で 事情を聞いたミンチョルは 驚愕した

  「 急に     どうして・・・・・      」

  「 今日の朝も  いつものように笑顔で  あんなに元気そうだったのに・・・     」

まさか・・・又 病気が悪化したなんて・・・ ミンチョルは身震いした そんなことは考えたくもなかった

ミンジは そのソンチュンのさまを 唖然とし ただ見つめていた・・・

聞くつもりは無かったが  聞こえてしまったミンジは   エーッ!!!  と驚きの声をあげた

電話の向こう側に居る筈の 兄 ミンチョルの 心を察して.......

傍で 父と兄との 電話の成り行きを聞いていたミンジは ソンチュンに詰め寄って聞きただした

しかし残念ながらソンチュンには ミンジに 細かいことを 何一ツ応える事が出来なかった

妹のミンジは 直ぐに ヨンスの運ばれた ソウル市立センター病院へと 家を飛び出し向った

ミンチョルもキチャンに

  「 チョット急用が出来たので   私用で出かける    急用が有ったらメールを入れてくれ   」

キチャンは   いつもと違う  ミンチョルの顔色と表情を   見逃すことはなかった

           ミンチョルはエンジンキーを廻し 急いでハンドルを切って アクセルを踏みこんだ

そのころ ソウル市立センター病院に運ばれたヨンスは

救急室に 運ばれたものの ベッドに安静状態で 寝かされていた

医療面接もできず 検査前確率を上げることができず 検査項目の選択が検討され絞られずにいた

           病状が何もわからず  症状からみて

結 局 の 判 断 は 想定される 数本分もの採決による 選択した全項目検査であった

:貧血は診断名なのではなく、病態を示すにすぎず、貧血の病態や臨床症状の理解をするためには、(1)酸素運搬は赤血球が担っていること、(2)赤血球量の恒常性は赤血球の産生・供給と崩壊との動的平衡の上に成り立っていることの、二点が一般的には、最重要視されているのだが・・・

::しかし始めての病院で、何のカルテも無い救急患者の、ヨンスにおける実際の貧血の鑑別は、必ずしも容易ではなく、この担ぎ込まれた救急病院では、 まず、一般臨床医が貧血を診断する際のポイントを、総合的に調べることにした・・・ 貧血の理由がわからず、明らかでない状態のままで、曖昧な治療や投与はかえって危険を伴っていたのだ・・・

:::貧血の診療は外来治療が一般的で、特にヨンスの専門医ではない ここでは検査に時間を費やしていた。

::::ヨンスの貧血の原因   その病態を明らかを明らかにし   究明しなければ治療はできない

:::::決して治療を急ぐことなく 段階を踏まえ 診断に辿り着くことが重要だった

::::::輸血 鉄剤 ビタミン剤 などの投与が

:::::::通院先なら コンサルテーションするポイントが 直ぐ明らかになったハズであろうが・・・

  病室の外で待っていた アン・チュオンを始め  数人のデザイン学校の生徒達は   

  時の流れの遅さに イライラしていた が・・・ ただ待つしかなかった

  検査項目:・血圧(BP)・尿pH・ 尿糖(US,UG,Z)・尿たんぱく(P,E)・尿潜血(OB)・尿ケトン体

  便潜血(OB)・赤血球数(R,RBC) ・ヘモグロビン(血色素)値(Hb) ・ヘマトクリット値(Ht,Hct)

  白血球数(W,WBC) ・小板数(plt,PLT)・プロトロンビン時間(PT) ・トロンボテスト(TT)

  血清総たんぱく・アルブミン・蛋白分画・総ビリルビン・アルカリフォスファターゼ

  γグルタミルトランスペプチダーゼ・乳酸脱水素酵素・尿素窒素・血清・総コレステロール

  HDL-コレステロール・中性脂肪・空腹時血糖・赤血球沈降速度・クレアチンキナーゼ など など・・・

  数十項目にわたる 膨大な項目数の 成分検査を受けていた

  これだけの検査項目数があると 結果を出すまで ゆうに2時間はかかってしまう・・・

ミンチョルがやっと  ソウル市立センター病院に着いた

走ってはいけない病院内の廊下を まるで走っているかのように大またで  足早やに進んだ

そのミンチョルの姿を 生徒達が 見つけた    

  「 あの人って 先生の 旦那さんじゃ~ない  」

それに気付いた アン・チュオンが ミンチョルをみて 立ち上がって近寄った

  「 あのぉ すみません もしかして ヨンス先生のご主人さまですか   」

  「 あぁ そうだけど  キミは ?   」

  「 あっ 失礼しました 僕 アン・チュオンっていいます ヨンス先生に教えてもらってる生徒ですけど  」

  「 授業を受けてる時に 学校で倒られたもんですから 心配でみんな着いてきたんです  」

  「 そうですか そりゃ~ どうも迷惑をかけました アリガトウね   」

  ミンチョルは 廊下に居るみんなに向って お礼のお辞儀をした

  「 ところで 何かあったのかな~ ? 何 故 倒れたんだかわかるかい?   」

  「 すみません 僕たちも みんな夢中でデッサンしてて それが サッパリわからないんです  」

  「 そうか~ そういう風で倒れたのか     」

ミンチョルはそれを聞いて  一層悪い予感が頭の中をよぎった

  「 ところで先生は  ヨンスは 今この部屋の中 ?    」 と前の部屋を指差した

  「 えぇ 今先生たちが何人か集まって 診てるようなんですけど    」

  「 もう 1時間半は経ってるんですけど 何にも連絡がないんです すみません  」

  「 キミ達が謝ることは 何にもないよ ありがとう わかった   」 

そう言い終ると ミンチョルは  ノックをし病室に入って行った

中に入ったミンチョルは 救急患者担当の 若いドクターやナースたちに頭を下げながら状況を尋ねた

そして ベッドで青ざめ 目を閉じ 横たわっているヨンスを 心配しながら見つめた・・・

                 まだ 意識無く 寝入っているようだ・・・

ミンチョルは 無反応のヨンスの姿を見て 胸が締め付けられた

そして 検査結果待ちのドクターに ヨンスの病歴と 手術歴を 辛い想いで話した・・・.

救急担当の若いドクターは かかりつけの病院名と 担当医の名を聞いてオドロキの表情をした

ヨムスンソウル大学病院のソン・ギュトン教授 その世界で知らない人は居ない偉大な教授なのだ

それを聞いた若いドクターたちは 直ぐさま ヨムスンソウル大学病院に連絡を入れた

ソン・ギュトン教授の診ている患者に対して 勝手な処置診断は タブーな行為になり 出来ないのだ

その世界(医学界)では 当たり前の ” 暗 黙 の 通 念 ” だ

それから暫らくしてして 検査結果の 全データが出た

時同じくして ソン・ギュトン教授から 電話が入った

検査結果データを 全て 洩れなく 直ぐ 送信するようにと・・・

一方的に要点をいい  メールアドレスを告げた

当然のことながら 受け持った数人の救急医の 所見を添えて・・・

居合わせた 若い救急医たちは 一気に緊張しパニックに陥った

所見を添えて・・・ 物凄いプレッシャーだ   なま半端な所見などは 記載できない・・・

           まるで  蛇に睨まれた  蛙状態だ

曖昧や レベルの低い所見などでは この世界から 一 生 抹 殺 されかねない

救急医たちの顔色が 見る見る変わりだし ヨンスを念入りに 診始め 記録をとりだした 

:皮膚,眼瞼結膜,爪,口腔・頬粘膜の色調、眼瞼結膜での色調,爪床・口腔粘膜の色調,皮膚では顔色と手掌の色調・・・発熱状態など・・・検査データのヘモグロビン濃度などルーチンに血算をしだした。

::つづいて、点状出血や斑状出血状況、皮膚の出血斑、口腔内出血、鼻出血など・・・

:::黄疸の度合い・・・溶血性貧血を考え、溶血性貧血に合併する黄疸では肝疾患の黄疸に比べて、貧血があるため明るい色をし、増加しているのは間接ビリルビンで、皮膚との結合性が低くなって直接ビリルビンが増加する場合に比べて、そこが見逃されやすいからだ

::::数十項目の 検査結果の 分 析 と 考 察 !

           救急医たちは モガキ や狂っていた

           そして 催促の電話が 入ってきた

これ以上は延ばせず 数人の救急医の意見を総括して あわてて送信した

その頃 ミンジもようやく病院に着き 廊下で中の様子を生徒たちと見守っていた

数分後 ソン教授から 処置内容の具体的指示が 詳細に記載され送信されてきた

そこには・・・・

  「 赤血球数が正常値であるにも関わらず 鉄分が極端な低下をみせていること・・・   」

  「 蛋白分画の γ-グロブリン血清総蛋白量が 異常に 低下をしていること・・・    」

数十項目にわたるデータを 総括的に素早く判断し 結論づけられていた    

ソン教授の指示通り  緊急避難的応急処置として

鉄  剤 補 給  と  ビ タ ミ ン 剤 な ど の 投 与 を し た

その間ミンチョルは お互いの指輪がついている ヨンスの左の薬指と 自分の薬指とを絡め合い・・・

           自分の 全身全霊の ” 気  ” を強く送りつづけた・・・・・

神を信じ 頼りたくはなかったが 祈る気持ちになるしか 何も すべはなかった・・・

           つらい・・・  自分が変われるものなら・・・  ヨンスの苦しみを受け持ってやりたい・・・

みるからに青ざめている ヨンスの悲しい姿は ミンチョルの心を痛いほどしめつけた・・・・・

            ・・・・・  それから数時間が経って ヨンスは 意識を取り戻した

そこには 愛しい ミンチョルの姿が 目に映った・・・

  「 あっ    ぁ    ぁ    ぁな         あ    な     た  ・・・  」

  「 ヨンス 気がついたかい・・・   ぁぁ よかった  よかった   」

  ミンチョルのその目には 涙がにじみ

  顔は無邪気な子供のような 泣き顔をしていた 可愛いうれし泣きだった・・・・・

そして そのまま ヨンスは ソン教授の居る ヨムスンソウル大学病院へと搬送されていった

ミンジたちは ミンチョルから概略を知らされ 一旦は 帰るしかなかった・・・

い っ た い 何 処 が 悪 い の だ ろ う か・・・・・

ヨ ン ス と ミ ン チ ョ ル の 不 安 は つ づ い た。。。。。

搬送車は 30分ほどで ヨムスンソウル大学病院へ着いた

そして 用意されていた病室に運ばれた

・・・やがて ソン教授が来室してきた

  そして ヨンスとミンチョルをみつめ  話しはじめた

  「  今回のあなたの貧血は 白血病とは何ら関係は有りませんよ     」

  「  転移性細胞は 有りませんでしたから それは安心してください   」

  「 白血病は奇跡と言っていいほど  完治に向っていますよ  あと一年ほどこの状態がつづけばね 」

  「 私はその奇跡に近い 治癒手段と その真因究明がしたいのです    」

  「 いや 将来のためにも それを突き止めなければなりません  わたしは・・・ 」

  「 今もなお病んで苦しんでいる  沢山の白血病患者のためにも 医者として・・・   」

  「 ヨンスさんは そういう点では 貴重な 生きたデータを握られているのですよ  」

          ミンチョルとヨンスは    ホッ !!! と  安堵の表情をみせた

  「  ところでヨンスさん あなた 最近自分で 体の異常を 何か感じてたでしょう    」

  「  あなたには 自覚症状があって 気付いていた筈ですよ     」

  「  私は 以前から あなたには 注意をうながしていたつもりだったのですが    」

  「  丁度 ご主人も 見えるので 言いますが     」

  「  残念ながら 妊娠と 流産による 体の異変です    」

  「 まだ ヨンスさんの体は 過酷な妊娠に耐えられるほど  回復はしていませんから  」

  「 先日の 長期海外旅行も許可をだしましたが こういう状態では 今後は考えなければ 」

  ヨンスはそれを聞いて驚いた 母や姉もおらず 女の体や妊娠について 残念ながら全くの無知だった...

  周りに そんな話題や悩みを 打ち明け相談する人が居ない状態で 育って 過ごしてきていた

  あまりにも 白血病で手術前に 苦しみ 悩まされた あのときの症状と 似ていたから・・・

  手術をし 経過を診ている段階とはいえ 頭の中では そちらに考えがいってしまっていたのだ・・・・・

             そして 無知で 自分本位の 情けない自分を責め・・・ 悔いた・・・

  授かり宿っていた 新らしい小さな命さえも 気付かずにいた 罪な 自分を・・・・・

            二 人 の 愛 の 結 晶 さ え も 知 ら ず・・・・・

            罪なことを では・・・ 済まされない・・・ 片付けられなかった・・・・・

  ヨンスは すべからく自分の病に結びつけ 体の不調を 考え 悩みつづけていた・・・

            まさか 妊娠していたなんて・・・・・ 夢にも思わずにいた・・・・・

  天外孤独の孤児とはいえ ヨンスの見知らぬ親は 自分をこの世にだしてくれていた・・・・・

  それに引き換え 自分はなんという あさはかで むごいことを・・・・・

  ヨンスの瞳が 涙で溢れ 一人嗚咽した・・・・・

  ミンチョルは そんなベッドで横たわるヨンスを 黙って 優しく 強く抱きしめた・・・・・

  「 ヨンス 僕は 僕は・・・ キミが 生きていてくれるだけで 幸せなんだ   」

  「 わかって いるよね こうして いてくれるだけで 僕は それで いいんだ・・・  」

  暫らくして ソン教授の話しがつづいた。。。

  「  身ごもったことにより あなたの体内の成分に 相当な悪影響を与えてしまったようですね  」

  「  酷な言い方になりますが これで良かったのです 今は この方があなたの為だ   」

  「  このまま順調に胎児が成長し続けていたとしても 私は堕胎を進め 踏み切りましたから   」

  「  何度も言ってる筈ですが 今の貴女の体調ではまだまだ危険で重大な事なんです   」

  「  母体のあなたのためにも 世に出てくる子供の 明るい将来のためにもね    」

  「 そういう意味では 今回のアクシデントは まだ二ヶ月ほどで 非常に不幸中の幸いなことでした 」

  「 焦ることは無いですよ きっと 数年後には そんな健康な体になりますから    」

  「 母体がしっかりしていないと 宿る子供も可愛そうですよ わかりますか?   」

  「 健康な体をつくって 五体満足で健やかな子ができる状態を まず つくってやらなければ    」

  「 それが 親になることへの 第一の仕事だと 私は思っていますがね  」

  「 生まれようとする新たな命に 親の勝手で 失敗や罪を 最初から背負わせてはいけませんよ  」

  「 危険は避けられるうちは 極力 避けましょう    」

  「 それが 親が子供に対する 最初の 真の愛あるプレゼントだと思いますがね~    」

  「 何事も まずは 健康な体づくりから 始めましょ    」

  「 もう直ぐそこまで来ているんですよ そんな日が あなたに    」

  「  ヨンスさんも ご主人さんも 奥さんを責めてはいけませんよ いいですね  」

  ソン教授の話は理解できても ヨンスにはショックで 声を出して 応える事ができなかった

        全てはヨンスの 罪である・・・・・ ヨンスは 自分の未熟さを なおさらに責めた・・・・・

        ミンチョルは そんなヨンスを 傍で 優しくいたわりつづけた・・・・・

:陰暦の旧暦では、生まれたその日を 1才と数え、初めての正月を迎えて 2才と数え、誕生日がきて 3才になる(陽暦法では、やっと満1才の時である)・・・だから今の日本の満年令の数え方とは、基本的に2才違ってしまう・・・それからは毎年誕生日を迎えるたびに 1ツづつ数えていくのだが、ここに陽暦との大きな違いが生じている・・・母親の胎内に宿した時から、生命として認め カウントされているから・・・・・それと、一年が365日法ではないから、毎年の定められた月日は同じでも、実際の日にちは毎年異なってくることだ・・・・太陽と月 = 陽と陰 = 光と影・・・・・どちらがどうだとは一概には言えませんが・・・・・考えさせられます・・・・?・・・・・あなたなら、どう、考えられるでしょうか・・・・?

:又、厄年など女性は 19才と33才、男性は 25才と42才と、もう一度生まれ変わると言われる 60才の還暦など・・・すべて、旧暦(陰暦)の数え年によっての年で、未だに行われています・・・節分やら数ある諸行事名はすべて陰暦からのモノですが、日にちは陽暦で行っていますね・・・ 日々の便宜上では陽暦を用いて生活を営み、神仏に依存するようなことは、やはり陰暦を用いているようですね・・・?・・・入り交ざりあって、ご都合主義な支離滅裂の暦の使い方になってきています・・・?いったいどうなんでしょうね~?

  ソン教授の ヨンスの病状について 専門的な話がつづいた・・・・・

  「  ヘモグロビンの構成要素の鉄分と γ-グロブリン血清総蛋白量が極端に低下していますから   」

  「  最近・・・ 動悸 息切れ 倦怠感 疲労感 めまい 頭痛 耳鳴り ふらつき・・・

   ・・・・・・爪がもろくなったり 舌炎 口角炎 脈拍の増加 手足のしびれなどを感じてませんでしたか  」

              ヨンスには  心当たりのあることばかりだった・・・・・

  ミンチョルは 神妙な顔つきで ヨンスの顔をみつめていた・・・・・

  「  今回は 5週間ほど 入院していただきますよ フェリチン値を確認しましたが・・・

  ・・・・・ 鉄欠乏性貧血の治療後は 網赤血球分離(網赤血球の急激な増加)が・・・

  ・・・7~10日後に起こるもので ヘモグロビンが上昇してきて 貯蔵鉄が完全に正常になるには 3~4ヵ月以上かかるので フェリチン値が充分に上昇するまでは この治療を継続しなければなりません  」 

  「 それからの検査は 1ヶ月に1回程度でいいのですがね 血算と網赤血球 血清鉄 不飽和鉄結合能の向上が まずなによりも先決なのです   」

  「 今の状態では 家庭からの通院治療は あまりにも危険です 少なくとも1ヶ月の間は  」

  「  元に戻すまでには おそらく 半年くらいは かかってしまうでしょうが  」

  「 あっ  それから ヨンスさんに聞きますが 日本に 誰か知ってる方がおられますか   」

  ソン教授の 突然の意外な問いかけに ミンチョルとヨンスは 顔を見合わせた

  ヨンスの 心 と  頭の中 は ショックと ソン教授の 質 問 とで パニックに陥っていた。。。。。。。


♭・・・バックに流れていた神聖で 悲しげなメロディ・・・ あの  アヴェ マリア の曲が・・・  止まった !!!!!


*** そ ** れ *** で *** は *** 創作続編 27話パート(1) * E N D *
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  by raymirainya | 2008-12-19 14:47 | 創作続編27-1

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