列島寒波

どういう寒さ
冷てぇ

あちらこちらで、雪が、、、

このエリアじゃ、風と空気が冷たいだけ

それにしても、急

30日から31日にかけての、リンクス予約は、結局キャンセルした

ほんとは、行きたかったのに、、、、、

情けない自分、、、

今日から、大企業は年末年始の休みに入る


2008年12月26日(金)・・・晴れ・・・6℃~1℃


※それでは、創作続編 ・第25話・・・・・ 『 それぞれの 思 惑  』 にひきつづき

※ 創作続編 ・第26話・・・・・ 『  感      激   』 

※ 創作続編 ・第27話・・・・・ 『  予      兆   』

※ 創作続編 ・第28話・・・・・ 『  展      開   』
  ・Part 1 ・・・  《 ソンジェの・・・ 旅 の ピ リ オ ド  》
  ・Part 2 ・・・  《 セ ナ の・・・ 縄   の   糸    》
   ・Part 3 ・・・  《 ヨンスとミンチョルの・・・ 大空に 向って  》

・Part 4 ・・・完結版  《 教授と母のつぶやき ・・・日 本 の 母  》

ソン教授は 着替えをし 帰る用意をしていた
しかし どうにも理解できなかった 日本のドナーと ヨンスの間の 
DNA肯定確率 99.999% の数値 データに頭をひねっていた・  ・・・
間違いなく 非常に近い 肉親にしか表れない 数値だった
遺伝子の多型領域において 数塩基の短い DNAの 繰り返し構造を STRという
STR遺伝子座には父由来と 母由来の 二つのSTR型が存在するが
STR法で PCR法によって DNAを 10万倍 ~ 100万倍に増幅し

数回の STR ローカス検査をしても 矛盾する結果が 何一ツ得られないのだ
ドナーと患者との間に 肉親の鑑定が 何故でるのか・  ・・・?
年令から考えれば ドナーは 母に あたるような年の差だが・ ・・・・・
考えるのを止めにした・・・   

これは もはや血縁の問題だった・・  ・・・・・





日本で ヨンスによく似た清楚で 綺麗な女性が
 大きな桜の木を眺め 物思いに耽っていた

松嶋小百合・ ・通名(日本名)で 
本名(民族名) 張 智賢 = 장 지현  チャン・ジヒョン ) と名乗る
在日韓国人 二世であった

日本のある県で 手広く 遊興業を経営する その 一人娘だった
両親は 在日の同業者の友人の子供を養子に迎え 娘と結婚させる事を既に決めていた
高校を卒業後 日本の大学への入学が 認められなかった為 
祖国 韓国トップの ソウル大学美術学部へと 留学した
そして 3年生になった頃 大学の建築学部に在籍する 一年先輩の男の子と恋をした  
やがて愛し合う二人は 同棲生活を 始めた  
4年生になった夏 妊娠に 気がついた 
小百合は まだ 学生の身だったが 生む事を決心していた
韓国の大学における学年暦は 3月に入学し 1月に卒業する

予定日から計算すると ギリギリ卒業後になる
そして 彼もまた 一人っ子だった 親は建築会社を営んでいた
将来家の後を継ぐ彼は 親の猛反対に合い 養子は難しい問題だった
家庭環境からいって お互いに 婚姻は 親から認められない状況だった
その後 旧暦の 1974年12月25日(新暦の1975年2月5日) 無事出産した  女の子だった 

生まれた子供は 彼に認知してもらい とりあえず それぞれ両親に内緒のまま 
チャン・ヨンス ( 張 瓔 洙 )장 영수  と名付け シングルマザーとして 出生届けを出した
子供に包まれた 幸せな日々が つづいていた 
大学院に進むのを 子育てのため 両親に嘘をつき 内緒で一年間延ばしていた
その頃 彼は先に卒業し 経験を積むため 将来にそなえ 
親の手配した  大手の建築会社に 技師として 就職していた  

半年間の研修期間中は 現場作業員として 必死に働き 肌で 厳しさと 現場ノウハウを身につけた
そして その後 有能な技師として 建築設計に取り組んだ
彼は いつの日か周囲に認められ 結ばれる日を夢見て 少ない小遣いを貯め 
金の お揃いの 結婚指輪を買ってきた  二人だけで お互いの 薬指に嵌めあった・・・

ささやかな 籍が入ってなくとも 倖に満ち溢れた日がつづいていた
小百合は 両親の気持ちが解っているので 親には まだ話せなかった  
日にちが流れていった

月日の流れと お互いの 親の様子をみながら なんとか説得しようと伺っていた
そうした ある日 彼が始めて設計した ビルの建設予定地に 現場視察に行った
既存のビルの 解体工事が 荒々しく行われていた
突然 後方から 鉄筋コンクリートの 大きな塊りが ドサーと 崩れ落ちてきた
逃げる間もなく 頭からまともに 衝撃を受けてしまった 
突然の 倒落事故に巻き込まれ 打ち所が悪く 即死状態で あえなく亡くなってしまった

まだ彼は その時 若干 24才という 若き青年だった
小百合は 突然の出来事に 衝撃を受け 半狂乱じみて 錯乱した 
彼の両親や 親戚一族からは 葬儀への参列さえも 拒否された
しかし 彼の左手薬指に嵌められていた金の指輪だけは 周囲を押し切り 
遺品として持ってきた
世の中の 酷さ 汚さ 冷たさを痛烈に感じた
そして 既に卒業はしていたが 大学の諸事情で 日本へは まだ帰れないと 親に嘘をつきつづけた
しかし 一人残され ヨンスを抱え 毎日泣きつづけ 朦朧とし 悲惨な日々にくれたていた

ある日 小百合の両親が 連絡も無く 突然 訪れてきた 
とっさに 小百合は 薬指から指輪を外し 彼の遺品となった 指輪が入れられているケースの中に入れた
それを 見つからないよう 赤ちゃんのものが こまごまと入れられているバッグの中へ しまいこんだ
しかし 赤ちゃの泣き声 部屋のアチコチに置かれているもので 全てを悟られ 知られてしまった
親は 小百合に内緒で 大金を渡し 韓国に住む知人を通じ 赤子の処置を 頼んでいた
そして赤子の身は 小百合が目を離しているとき 赤ちゃん用のバッグと共に持ち去られ 連れ去られた
依頼された知人は 早速 小百合の籍(チャン・ジヒョン)から 赤子(チャン・ヨンス)の籍を抜いた 

自分の経営する キーセンの夜の店で働いていた 病に侵され 
身寄りの無い重病患者で 入院治療費の 面倒を見ていた
余命いくばくも無い 独身女性の  金 藍子(김남자 キム・ナムジャ ) へと 籍を入れ変えた
その 赤ちゃん用の バッグの中には あの二人の 結婚指輪が入れられたままだった
そして 請け負った夜の店の男は 天使の家という孤児院へと連れていき 
変更した戸籍と 偽った嘘の事情を話し 孤児として強引に押し付け 引き取らせた

その数ヵ月後 金 藍子(김남자 キム・ナムジャ )は 何も知らずにこの世から旅立った
事情を知らない小百合は 誘拐に会ったと 思い込んだ
無情にも両親は 世間への公表と 警察への届出を 押さえつけ 頑なに拒んだ
小百合は狂ったように 突然姿を消してしまった 我が子を毎日探し歩いた

やがて 3ヶ月の月日が流れた・  ・・・
子供を生んで約 一年が経とうとしていた 1975年が終わろうとしていた頃
小百合は 半ば強引に 両親に見張られ 飛行機で 日本へと 連れ戻された
その後 二度と再び 韓国の地を 訪ねることはなかった
そして その後 親の勧めるまま養子を迎え 二人の男女に恵まれ よき母親となっていた
子育ても終り 家業は主人に任せ 今は 好きな インテリアの店を 経営していた
しかし 消えてしまった 我が子 ヨンスのことを 一時も忘れた事は無かった

あれから すでに 30年近くが経とうとしている・・   ・・・・
そんな数年前 以前 某テレビドラマで ” 夢千代日記 ” を演じていた同名の女優が
白血病患者の 実話朗読と 公演をしつづけている事を知った
偶然のチャンスにより 朗読を聴きに行った
女優が演じた 夢千代は 白血病だったらしい
話に聞き入っている内に その女優が 次第に 夢千代にみえだしてきた

清楚な女優だが 感情移入と けなげな熱意に 熱いものを感じ 心を打たれた
現在も その難病と闘っている 多くの患者が居る・  ・・・
患者の 切実な声が・・・  叫びが・ ・・  響いてきた・・  ・・・・
せめてもの罪滅ぼしにと 早速 小百合は白血病患者への ドナー登録をした
そして 二年半ほど前 骨髄バンクから連絡が有り 白血球の型 (HLA 型)が 患者と適合し 
ドナーとして選ばれ 骨髄提供のため 入院し 骨髄採取した
全身麻酔下で 腰骨から 1000ml 採取し 5日で退院した
あのときの患者は 助かってくれただろうか・ ・・・?
そして 愛しい我が子 ヨンスは 無事に生きていてくれてるのだろうか・・・  
いま どこで どんな暮らしをしているのだろう・・  ・・・

ヨンスの復調は 驚くほどの早さだ
5週間ほどの入院生活も アッ という間に過ぎ去り
その頃 ヨンスは退院を許可され 身支度を整え ミンチョルが迎えに来るのを待っていた
ソン教授からは 移植後 3年以上は 決して子供をつくらないと 約束をさせられたが
久しぶりの家だ ウキウキした気分だった
自分の 複雑な生い立ちと 生みの母が 日本で生きてることなど 何も知らずに。。。


*** そ *** れ *** で *** は *** 創作続編 28話パート( 4・完結版 ) * E N D *

********** 創 作 続 編 ・ 2 8 話 *** T H E   E N D *
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  by raymirainya | 2008-12-26 15:59 | 創作続編28-4

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