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※ヒューマンドキュメントストーリー【13】

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※A Certain Human Story  『 That time Those days 』

Part 5、 《  千 恵 子  》  ・・吹き抜ける青春の風・  (1) 


夜間の大学は高校時代と違って給食がない
仕事を終え大学に通い
家に帰り着く
夜の10時45分まで腹がもたない
出かける前に朝ごはんを食い損ねたとき
立知駅前の左側にある喫茶店『あすなろ』でサンドイッチを頼むか会社の売店で牛乳とパン、ソーセージを買い腹ごしらえをしていた
夜は東枇杷島の駅を降り
大学までの間に屋台が何軒もある
おでんやらドテを食べ
一時の空腹を何とかしのいだ
立知駅の裏手側に(南西)
居酒屋 『 い こ い 』 がある
店に連なる駐車場に大学に行ってる時間、車を置かせてもらっていた
時間は17時くらいから22時くらいの5時間ほどになる
10坪20畳ほどのコの字型のカウンターのまぁまぁの広さで
店舗併用住宅を兼ねた25坪ほどのつくりだ
右側の突き当りには4本の足付きの洒落たステレオが置かれている
40代前半の母と19才の可愛い娘の母子で店を営んでいた
母娘というより姉妹にみえる
19才の娘の名はマコという
小柄で可愛げのある娘だが
水商売をやってるだけに
小悪魔的な妖艶さと大人びた雰囲気を漂わせていた
持ち前のキップのよさとは反し
思わず手を差し伸べ面倒みたくなるタイプの娘だ
そんな可愛げで馴れ馴れしい性分が余計に親近感を抱かせた

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  by raymirainya | 2006-10-31 17:09 | あの時あの頃5-1

☆ ミュージック

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  by raymirainya | 2006-10-30 13:46 | ♪ M u s i c

※ヒューマンドキュメントストーリー【12】

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※A Certain Human Story  『 That time Those days 』

Part 4、 《  克  美  》  ・・消えゆく大切なひと・  (2) 


数日が経ち仕事の合間に克美に店に行ったことを話した
「この前の夜 店に寄ったよ」
「うん 知ってる」
何も言わなかったが克美は寄ったことに気づいていた
「すぐわかった?」
「うん 聞いた通りにいったらあったよ」
あまり話題にしたくないのか顔をそむけうつむいた
「いい店じゃん」
「小ちゃいしオンボロ店よ」
はにかんだように作り笑いをした
「ほんなことないよ」
「・・・・・・ 」

・・年末になって
友達と連れ立ち再び店を訪れた
店には着物姿の克美がお客の相手をしていた
はじめてみる克美の着物姿だ
よく似合う
見とれてみいった
おんなのエロティシズムさがぷんぷん匂う
均整のとれた長身の体にぴったりだ
色香を漂よわせ
客の相手をする克美は別人のように写る
こちらの思いとは違って克美は見られたくなかった姿をついに見られ気まずそうな素振りの顔を一瞬みせたが直ぐ作り笑いを浮かべた
そんな可愛げな仕草が余計に心をくすぐる
ビールと酒を飲み
ほろよく酔いがまわったところを見計らい店をでた
家の家計を助けるため店に出て手伝いをしている
以前とは異なり
見方がコロッと変わり
「えらいなー」と感じるようになった

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  by raymirainya | 2006-10-18 16:26 | あの時あの頃4-2

※ヒューマンドキュメントストーリー【11】

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※A Certain Human Story  『 That time Those days 』

Part 4、 《  克  美  》  ・・胸にしのびよる娘・  (1) 


・・1966年4月(昭和41年)
20才になって成人式も終えた高校四年生だ
いよいよ夜間高校に通うのも最後の学年になった
卒業ゴールは目の前にまできた
4月の爽やかな日曜日に中学3年になった6才下の末っ子
弟の光良と名古屋に住む長女
初美姉ちゃんの家に始めて遊びに行った
電車に乗って勝也は背広姿、弟は丸刈りに学帽をかぶった学生服だ
名古屋の宅地造成された新興住宅が立ち並ぶところに新居はあった
新婚さんの家らしい雰囲気がただよい着物を着て幸せそうだ
帰りに名古屋城に寄って見学し弟と写真も撮った
18才になったとき自分でミノルタ製のカメラを買い白黒フイルムで人物や風景写真をいっぱい撮りだし
丁度このころからカラー写真が世間一般でも流行しだしてきた
勝也は小学校時代から兄貴たちの
いろんなカメラで写真を撮りはじめ腕に自信をもっていた

・・・そのころから父親が
体の不調を訴え重原にある有名な医者を訪ねた
気管支と胃腸の調子が悪いらしい
数回、その竹内病院まで通って精密検査をし
その後しばらくして地元の小林病院に三ヶ月ほど入院した
自転車で20分ほどのところだ
小林病院の娘雅子は勝也と同級生だ
病院のお嬢さんらしく勉強もよくできてスラッと背も高く品のよい娘だ
そんなことから母親は付き添い看護で大変な生活を強いられていた
数ヵ月後退院したが
家に戻ってからの父親は殆ど部屋で寝ているだけだ
それでも体の中のアチコチが痛いらしく苦しがっていた

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  by raymirainya | 2006-10-15 13:48 | あの時あの頃4-1

※ヒューマンドキュメントストーリー【10】

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※A Certain Human Story  『 That time Those days 』

Part 1、 《 笑    子  》  ・・再会の果て・  (5) 


身の回りから
恋人や友人知人が
一人二人と消えてゆく
沈む気持ちを押し上げるように
入れ代わり
新たな友人知人ができてゆく
地元の一つ後輩の西端地区の高浜久司くんが高卒の正規入社で、一つ上になる山田多美夫くんも同じ地元神有地区から高卒の中途入社で同じ検査部門の職場に入ってきた
九州の春田くん寺田くん五島列島出身の牧田靖幸くんらも二つ上だが途中入職で入寮し配属され・・
関連の製造部門にはあの室谷さんの弟、泰広さんも和歌山県から入寮し入ってきた
泰広さんは二つ上だった
知らなかったが二人は母親が違ってたようだ
父親が和歌山で映画館を営んでいて先妻の子が兄で弟はその後父親が再婚してできた後妻の子らしい
その点では二人とも長男だと言えなくもない

企業合併してから中途入職者が全国のあちこちから入ってきた
殆んどの者は近くに何棟もある独身寮に入り徒歩で通っていた
マンモスな700名を収容できる独身寮ができたせいか
県外出身者が急増し出入りが激しく数ヶ月でやめていく者も数多くいた
二つ下で立知の安アパートに一人で住み岡崎の夜間高校に通ってた渡辺くんは渥美清に似た風貌と容貌の面白いこだった

立知駅周辺にはパチンコ屋、喫茶店を始め、宴会旅館、居酒屋スナックバーが密集して存在し、忘年会や新年会はそんな地理的条件もあり駅界隈の料亭で行われ日頃の慰労を労うとともに鬱憤をはらすように場は盛り上がる
中には毎回のように酒の席で悪酔いし
誰かれなくからみ喧嘩沙汰になる者もいた
また毎年秋のシーズンには課単位のバスによる慰安旅行が日帰りで行われ、東名高速道路~阪神高速道路を使って名所に行くのが流行になっていて、その親睦旅行が勤めるものたちの大きな楽しみの一つのイベントだった
それだけにそれらを仕切る親睦会の幹事には人柄と人格、責任が求められた
行きのバス内はアルコールも手伝ってゲームや歌三昧で最高に盛り上がり、帰りはその反動がでで疲れて眠る者が多いのがパターンになっていた
ユニークなもので到着すると酔いも冷めみな元気になっていた

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  by raymirainya | 2006-10-07 18:38 | あの時あの頃1-5

※ヒューマンドキュメントストーリー【9】

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※A Certain Human Story  『 That time Those days 』

Part 3、 《  瑠 美 子   》  ・・こころの孤独・  (4) 


同じ職場の仕事仲間
若山道生くん
勝也より一つ上だ
口数も少なくおとなしい
仕事中によくい眠りをしてる
彼は仕事が終わってから
毎日名古屋のボクシングジムに通っている
プロボクシング
中部日本新人王決定戦に挑んでいた
秋の日曜日の午後
名古屋市守山公民館特設リングで
決定戦が行われ
見事にフライ級のチャンピオンになった
凄いことを成し遂げた
みんな将来の夢に向かって
それぞれが描く青春に挑み
苦悩しながら戦っている・・

・・見覚えのある名の封筒が届いた
差出人《下山節子・・》
クラスの女の子だ
目のくりくりしたポチャっとした
頭のいいしっかりしたこだ
確か八百屋を営んでいて
店を手伝っていると耳にしている
いったい何の用件なのだろう?
封を開けた
便箋には
ペン習字の先生が書いたような
達筆でかかれた文字がならんでいる
三枚に渡ってびっしりと
貴方が好きで付き合ってほしい・・
と書かれていた
思いもしなっかったことだ
クラスの女の子の殆んどは
勝也より二才年下になる
そんな年令的な差が
要素にもなっているのだろう
純な気持ちを素直に受け取り
傷つけないよう
さしさわりのない返事を書いた
その後も
学校で顔を合わせても知らない素振りをとった
そんなことがおき
そのことを瑠美子にもはなした
「好意を持っている子は
 もっと他にも沢山いるわよ」 と言った
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  by raymirainya | 2006-10-01 22:53 | あの時あの頃3-4

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