人気ブログランキング | 話題のタグを見る

※ヒューマンドキュメントストーリー【13】

◀ B G M ▶ ⇒  【 Endless Rain 】
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_1665624.jpg

※A Certain Human Story  『 That time Those days 』

Part 5、 《  千 恵 子  》  ・・吹き抜ける青春の風・  (1) 


夜間の大学は高校時代と違って給食がない
仕事を終え大学に通い
家に帰り着く
夜の10時45分まで腹がもたない
出かける前に朝ごはんを食い損ねたとき
立知駅前の左側にある喫茶店『あすなろ』でサンドイッチを頼むか会社の売店で牛乳とパン、ソーセージを買い腹ごしらえをしていた
夜は、名古屋駅やら東枇杷島の駅を降り
大学までの間に、数店の屋台が何軒もある
おでんやらドテを食べ
一時の空腹を何とかしのいだ

立知駅の裏手側に(南西)
200坪ほどの土地を有した
居酒屋 『 い こ い 』 がある
店に連なる駐車場に、大学に行ってる時間、車を置かせてもらっていた
時間は17時くらいから22時くらいの5時間ほどになる

店は、15坪30畳ほどのコの字型のカウンターのまぁまぁの広さで
店舗併用住宅を兼ねた25坪ほどのつくりだ
右側の突き当りには4本の足付きの洒落たステレオが置かれている
40代前半の母と17才の可愛い娘の母子で店を営んでいた
離婚したのか・・・
母娘というより姉妹にみえる
19才の娘の名はマコという
小柄で可愛げのある娘だが
夜の水商売をやってるだけに
小悪魔的な妖艶さと大人びた雰囲気を漂わせていた
持ち前のキップのよさとは反し
思わず手を差し伸べ面倒みたくなるタイプの娘だ
そんな可愛げで馴れ馴れしい性分が余計に親近感を抱かせた

※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_18555652.gif




一旦顔を見せ店の中に入ってしまうと
そのままビールを飲んで大学を休んでしまうことも度々だ
いつも無料で車を置かせてもらってるお礼の気持ちと
母子だけで一切をやりくりするする姿がいじらしく
店内の飾りつけや物の配置変えなど雑用ごとを手伝ったりもした
それだけこの店には世話になっていた

立知の夜の歓楽街はにぎやかだ
遊ぶ場所にはことかかない
昼間の姿とは打って変わり

何でもござれの場所に夜の顔は見事に化ける
夕方6時にはお客が入りだす

その前の時刻に合わせ電車で大学に通った
車で会社にいかなかった時
帰りの直行に乗れば1時間以上電車に乗ったままだ

大学のある東枇杷島駅は名古屋より一つ向こうの駅だ
名古屋から人がまとめてドーッと溢れるほど乗り込んでくる
前の駅では座席は殆ど空いている
ゆったりと好きな位置の座席がとれる
以前は居眠り時間にしていたが

いつしか真剣に本を読むようになった
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_16212028.jpg

家の近くにいつから引っ越してきたのか3才ちがいの妹の良恵と同年の恵美子ちゃんが住むようになっていた
恵美子ちゃんは勝也と同じ工場に勤めていた
が、家庭環境はどうも複雑で父親らしき人の姿を見たことがない
母親の妹らしき人がいて
毎日安酒屋を飲み歩きどもった喋り方をしていた
男衆に混ざって瓦屋の仕事をしていたが結婚はしていなかった
悪い人ではないが生き様をゆがめているように写った
その人の姪にあたる恵美子ちゃんと九州の長崎県五島列島出身の寮生、牧田泰之くんとが肉体関係で付き合いいつしかそこで一緒に住むようになっていた
寮生活は男子ばかりの集まりでやることのパターンは決まってしまい毎日の生活はすこぶるほど単調になる

東北、北陸方面が
寒冷期を迎える11月~2月には
毎年なぜか富山地方から
出稼ぎで数十人単位の集団が
その寮に季節労働者として入っていた
冬場の収入源が途絶えてしまうからだ
家庭と家族から離れ
一家を養う生活費のため男たちが金稼ぎにやってきた
お国訛りも激しく
寮の中では日本中の地方の方言が飛び交った
言葉の持つニュアンスや癖や風習
当たり前の常識の受け止め方もそれぞれ地方によって大きく異なる
趣味や性格、娯楽や道楽など様々に多種多様だ
そんな事情から些細なことで頻繁にいざこざが起きていた
見も知らなかった
男ばかりの何棟もの男子寮
女っ気のない
寄せ集めの人たちが否応無く生活を共にする
皆、神経が病んで磨り減っていた
生まれ育った地域や地方の違いが厚い壁として大きく立ちはだかった
塀に囲まれ檻に入れられたような殺風景な中
チビチビ飲んで話すか
雑誌や本を読むか
テレビを見るか
仲間同士でマージャンやトランプ、花札で遊ぶか
交通の便の悪いのを承知で街まで遊びに行きパチンコや飲みに行くか
どちらにしても暇とお金がつづかない
そんな生活に皆、身を持て余す
生き甲斐とやりがいを自分で見出すか作り出すしかない
やり場の無い寂しい気持ちは十分理解できた
そんな生活環境から脱し
ぬくもりのある家庭の味と、人のあたたかさを求め
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_1625563.jpg

一日も早く寮生活から抜け出ようとする
牧田君もそんな一人だった(長崎の五島列島の出身)
・・・その後離婚し、大きな外車に乗ってヤクザの大幹部となっていった・・・

朝、家から車で出ようとすると見計らったようにやってきて乗せていってと当たり前のように言うようになった
同じところに行くのだから何ら問題はない
電車より30分は遅い時間に出ればよい
寝ぼけ眼なこの朝の数分の違いは大きかった

会社のゴルフ場に隣接した駐車場につくと
隣にいつも新車でピカピカの真新しい車が置かれていた
毎日のように車種も入れ変わっていた
クラウンだったりマークⅡだったりカラーラだったり
どれもこれも発売されたばかりのニューカーだ
休日出勤の日にはシルバーや真っ赤な色のスポーツカーだったりもした
ある日その持ち主がわかった
あの日本でも有数の大企業
カーメーカーで有名な社長の息子だった
由緒ある血筋で
名門の家柄の御曹司
まさか?
と、思った
跡取り息子の御曹司が秘密裏にこの会社に入っていた
なぜ?
どうして?
と、理解ができなかった
生産技術部に配属され勝也も知っている人だった
武蔵野工大を出て入ってきた人だ
数回話したこともあった
色白で口数少ないおとなしく女性のような感じの人だ
自分のホラや家柄などおくびにも出さなかった
そのことを盾にしたり威張るような性格でもなかった
むしろ周りが心配するほど口数少なく話しべたで控えめでおとなしい
経営学部や法商学部卒なら納得できたが
理工学部系出身の経歴に少々頭をかしげた
物作りとメカニックに相当な興味がある性分らしい
そこまで親といえども介入と押さえつけはしなかった
ある意味で人格を尊重した立派な育て方だ
考えてみれば工場長は
生産技術上がりのステテコ姿で有名な稲葉さん
が、歴史を垣間見れば少し理解できた
親が経営する会社にあえて入れず
外の風に当たらせ
本人の希望する好きな道を歩ませながら
あわてずゆっくりと体感させて成長させる人材育成手段
将来、大手企業の経営者として手腕を振るわせるため
英才教育の一環で実践による修養と修行のようなものだ
仕事の内容が細部でどうであれかまわない
社会の集団の過酷な摩擦の中で揉まれながら人は伸びてゆく
そこから学び習得するものが一番大きいことを親は知っていた
ある夜、毎度のように
その息子が深夜に及ぶ長残をしていた
夜遅くの時間に
正門に黒塗りの一台の高級車が止められた
母親が夫と連れ立って夜食を届けに来た
何も知らない守衛は
面倒くさそうに言われた人物の
それらしき該当者を
横柄な態度で探したがみあたらなかった
訪れた母親に対し
ぶっきらぼうな言葉で
「そんな奴は おらんぞっ」 と
冷たくつっけんどんに言い放した
そんなやり取りが数分つづいた
「すみません 間違いなくここに居ますので・・」
「何べんも全部調べたわ おらんし わからん」
どう言われても母親は引き下がらなかった
夫である大企業の社長は
その様を車に乗ったまま黙ってジーッとみていた
が、見かねた社長である父親は
辛抱の限界に達し
車から降り守衛所に向かって歩いた
態度の横柄な守衛に
持っていた自分の名詞をソーッと
「父親ですが」 と、差し出した
名刺に書かれた肩書きと名前を見て守衛は腰を抜かした
母が作った
息子に用意した夜食を守衛さんに渡し
「必ず本人に手渡してください」
とお願いしそれ以上何も言わず車に乗り込み帰っていった
対応した守衛さんと守衛所全体がパニックに陥った
この会社の敷地内には
正門が南北500mほどに分かれ二箇所ある
ゴルフ場と駐車場に近い南側と反対の北側
一般的には南側が正門だと誰しもが判断する構えだ
15万坪以上の広大な敷地をもつ
経営者は同じだが社名は二つに分離され
片方は鋳造業の専門会社
息子の勤める会社は
自動車部品の専門会社だった
親である社長夫妻は
荒々しい気性の持ち主が多い
鋳造会社の方の正門に訪れていた
そんな詳細を関係のない外部の者が知るよしもなかった
すぐさま正門の隣に置かれている
緊急非常事態発生時の
赤い消防自動車が動かされた
数分後に敷地内の別会社で働いている息子が確認できた
この深夜に起きた珍事件によって
緘口令がひかれ数人の上層部しか知らされていなかった
秘密の人物の正体が思わぬところでバレてしまった
このことは関係者全員に固く口止めされたが
所詮人の口に戸は立てられない
内緒の話こそ
あっ!という物凄い速さで
耳から耳
口か口へと
伝わってしまう
事実を知ってしまった職場の同僚たちは
意識をし気兼ねして仕事がしづらくなってしまった
同僚になる塚田さん、馬淵さん、黒田くんなど勝也はよく知っていた
その数ヵ月後、工場と棟の違う
人の出入りが少なく
人目のつかない
倒産したトヨモーターから来た
技術あがりの草野さんが部長を務める
技術開発部門に状況を察してか御曹司は配属変えされた
ちなみに御曹司の母親は
由緒ある一族の中でも一番はばを利かせ
すべての采配を思うがままに振るう最大の顔役の人だった
守衛さんら関係者に
その後なんら処分も指摘もなかった
が、周囲も関係者も天地をひるがえすほど
寿命が縮じみ寝付けず相当ビビッタことには間違いはなかった
世の中は奇想天外で面白い

恵美子ちゃんと牧田君は
しばらくして正式に籍を入れ子供もできた
寮生の春田くんも同じだった
いつも金がなくピーピーいいながら給料日返しで借りまくっていた
ひげが濃くやや赤ら顔をした人のいい男だ
そんな春田君も身ごもらせてしまった年上の女性と観念し会社の敷地内のゴルフ場と連結した『緑風荘』で結婚式を挙げ身を固めた
ゴウジャスな庭園に囲まれた和風作りの緑風荘は申し込めば従業員なら誰でも無料で利用でき式が挙げられる
どこで挙げても一緒だ
二人が幸せになればいい
そんなカップルが毎月、何人も誕生していった

9月になって車検の時期がきた
故障が多く部品を変えると車検代も随分とかかってしまう
結局、二束三文の値段で車検切れによりコロナを手放した

いつしか1時間以上も乗ったままの退屈を持て余す電車の中で資格取得のための勉強をするようになっていた
きっかけは名古屋駅構内や電車内吊り広告に貼られた不動産会社のデカデカした宣伝ポスターだ
不動産ポスターになんとなく興味を注がれた
宅地建物取引主任資格の書籍を買い試験日にむけて一つ一つを理解しながら読んだ
行政書士、司法書士、中小企業相談員資格などまとめて取るつもりでいた
究極の目的は公認会計士だ
安易な気持ちで望んだ宅地建物取引主任資格試験に合格した
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_1616318.jpg

やればできる
かすかな手ごたえを感じた
この時期にはまだ不動産業者も少なく経営者自身の殆どが資格を持っていなかった
不動産業に就職すれば平均的サラリーマンの給料の10倍~30倍にも増え優遇された
が、微塵も転職は考えなかった
いつか自分で立ち上げ独立することだけを考えていた
会社の中にも新たに不動産部門が設けられる構想が企画検討され具体化に向け進められていた
あわよくば一石二鳥で経験が積めるそこへの職場移動の機会をと狙っていた
在所の良雄さんはアパート経営を営んでいた
不動産業の資格が無かったらしい「お金を持ってないとやれん」と遠まわしに嫌味を言われた
若い純な心が傷つけられた
名義の免許を貸すだけで相当なお金にもなる

反面、大金と不動産を扱うだけに悪用されれば全責任を負う大変なリスクも伴う
公認会計士になるには東大をでても合格率が数%だと言われた
無理なことだと挫折しかかり次第に自信が消えていき
大学に行く足も次第に遠のき休みがちになっていった

同じ会社に勤めていた課は同じだが

違う職場の係長の丹羽さんが

見合い話を紹介してくれた

丹羽さんは北川新の駅に近い
西山に住む40代半ばの口数の少ない優しい人だ
以前から何故か親近感があり
相当な年齢差は有ったが何でも話したり相談していた
11月を迎えたある日の夜
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_1623776.jpg

形式ばったことは避け、とりあえず二人だけで会うことにした
北川新駅前にある
やはり会社の佐合課長の娘が開いた喫茶店『フラワー』で待ち合わせた
約束の時間は7時半だ
既に相手の女性はいた
50ccのバイク
スーパーカブで来たと言う
第一印象は新東宝の女優、小畑絹子に似た感じの娘だった
鷲塚の東中学校出身で1才年上だった
勤め先で親友になった山田多美夫くんと同年で同じ学校だ

名前を
《藤松弥生・・》
といい
家は美容院をやっていて美容師だと言った
きれいで背も高く丸顔をした美人だと思ったが
好みのタイプではなかった
1時間半ほど他愛の無い話をし
そのまま約束もせず別れた・・
後日、多美夫君に話したら同じ地域でよく知っていると言った
褒めることも無く貶すことも無く
その多美夫君の結婚することが決まった
いろいろ相談をされていたが初めての恋を実らせ結婚にまでこぎつけた

同じ頃、同じ会社に勤める同年の娘
《杉浦千恵子・・》
と大学を休みいかない日が多かったため立知駅から電車でも並んだ席に座り話をしながら一緒に帰るようになった
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_16131324.jpg

千恵子とは卒業前の低学年の頃に同じクラスになったことがあった
が、二人だけで話すようなことはなかった
お互い近距離に居たため無意識のうちにどこかで全てを見て知っていた
職場で毎日顔を合わすため、たまに話しかけたりするようになっていた
最寄の駅を降りると同じ帰り道を歩いた
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_1632489.jpg

千恵子の方が400mほど先の掘方橋沿いの川に近い家になる
いままで一駅先の駅で乗り降りして通っていたらしいが勝也と同じ駅に合わせるようになった
双方の駅から三角形の頂点になる位置になりどっちの駅にいっても変わりない距離だ
夜道を一人で歩いていく千恵子を気遣い家まで送っていく時もあった
そのうち誘われるがまま夜、遊びに行くようになった
クリスマスイブは
15畳ほどの洋間に気心の知れた数人が集まり部屋のシャンデリアを消しケーキに灯るキャンドルを見つめた
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_16194736.jpg

ケーキの蝋燭を皆で一斉に消してからは食べて飲んで歌って踊り楽しく騒いだ

1968年(昭和43年)・・
そんな穏やかな日が流れ
いつしか正式に付き合う間柄になっていった
千恵子は母と娘の二人暮らしである
やや肥え気味でポッチャリしていて決して美人だとは言えないが目立たずに口数少なくおとなしい真面目な女の子だった
見かけ上の
美人でなくていい

人柄と人間性がよければ
千恵子は勝也を一途に思った
22才から23才になろうとする千恵子は強く結婚を意識し焦っていた
25才までに結婚しない女性は世間から白い目で見られる
家庭や体に何か異常や不都合があるか、過去のある女性の烙印を押されてしまう
そんな風潮が当たり前になっていた
新たな年を迎え
勝也は腹を決め、千恵子との結婚を決意をした
が、一つ大きな関門があった

が、母のたづ子が千恵子の母と亡き父親との浮気と不倫をかたくなに疑っている
思い込んで決め付けていた
女として妻としてのプライドと執念だ
父には生前そのことを確認していた
それを承知して母に話した
母は怒り心頭辺りかまわず喚き散らし聞く耳を持たなかった
そんな母を一方的に強引に押し切った
デイト帰りのある夜
母のたづ子に合わすため千恵子を家の外で待たせた
※ヒューマンドキュメントストーリー【13】_d0093573_16182293.jpg

想像通り母は隣近所まで聞こえる大声で狂ったように怒った
とても合わせられる状態ではない
しぶしぶ合わせることをやめた・・
外で待っていた罪の無い千恵子には、その理由を言わなかった
ただ「母親が猛烈に反対してる」とだけ伝えた
夫の浮気相手の子供と信じて疑わない母
もしかしたら夫の子供かもしれないと思っている母
狂ったように反対する母親の態度に背いてまで結婚はできない
この厚い壁を、どうしても破ることができなかった
この事態を機に白紙に戻し千恵子との結婚はあきらめた
自分が
考えたように
思ったように
ことが運ばない・・
数日後その胸の思いを千恵子に告げた・・
覚悟していたのか千恵子は「うん」と無言で首を縦に振った
寂しげだったがそれ以上何も訴えなかった
若い二人が結ばれようとして
淡く描いた結婚への道は虚しく散って消えた・・
その後お互い顔を合わせても
知らない素振りを取り合い
距離感を置くようになっていった

男とおんな
誰しもが
いつかは共にする
異性との
結びつきを求める

大学にも
行ったり行かなかったりの
悶々とした曖昧な日々がつづく・・

厳寒の真冬の夜

凍てつくような

冷たい空気が

傷ついた心までを

容赦なく突き刺した・・


* **>※『 あの時 ・ あの頃 』Part 5、《千恵子》(1) * E N D *

Continued on the following page. ・・・


































  by raymirainya | 2006-10-31 17:09 | あの時あの頃5-1

<< ☆ ミュージック ☆ ミュージック >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE